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着物のお手入れ「カビ落とし」

絹には湿気が大敵だというお話を何度かさせていただきました。
「カビ」は着物が濡れた状態(湿気を保った状態)で保管してしまった場合、保管する場所の湿度が高い場合に発生します。
湿度の高い部屋や川や海の近くのお宅の1階、窓の近くで保管する場合にはカビの発生率が上がりますので注意が必要です。
大体が保管中に発生しますので、気がつくのも遅くなるのが特徴です。
保管中のお着物に白や黒い斑点や白く靄がかかった状態に見える場合はカビです。
また、カビ臭いにおいが出てくることもございます。

もしカビが発生した着物を発見したら、すぐにお手入れにお持ちくださることをおすすめいたします。
たまにカビだと気がつかずこすってしまう方もいらっしゃるのですが、こすると着物がスレてしまったり悪化することもございますので注意が必要です。
「カビ落とし」という加工は「生き洗い」より一層丁寧な洗濯が必要になります。
また、洗い落としてからもオゾンによる殺菌をすることでカビを発生しにくくすることが出来ます。
ちなみにカビ落としより「洗い張り」で1度着物を解いてお手入れした方がカビは根元から落とすことが出来るので、状態がひどい場合には洗い張りもお勧めです。
カビがひどい場合はあまりに全体に広がってしまっていたり、斑点が濃く見られます。

ひどいカビは「カビ落とし」だけでは綺麗に出来ないこともございます。
「黄変」同様、カビ菌が根を張りすぎて繊維が変色してしまっていることがあるためです。
その場合には「黄変抜き」同様同じ色を作って掛ける「色掛け」という作業が必要となって参ります。
黒い着物だと目立ちやすい「カビ」ですが、黒い着物の場合年数で色合いも変わっているので「黒」のお色を再現するのが非常に難しいです。
「カビ落とし」だけですと別途料金も少額ですが、「色掛け」が必要な場合には1万円以上かかることもございます。
これは落としてみないと具合がわかりませんので、お見積もりはお出しいたしますがご了承いただけますと幸いです。

今回は「カビ落とし」をご紹介いたしました。
カビが発生していたお着物の近くにあった着物にはカビが移っていることもございますので、同じタンスの同じ段にある着物は必ずご確認くださいませ。
お手入れの詳細をまたご紹介いたしますので、楽しみにしていただけますと幸いです♪

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