NHK G で2020年10月15日22:30〜放映された、世界は ほしいモノに あふれてる
は、ロンドン×KIMONO
呉服業界に身を置く者として、かなり刺激的な内容だった!
海を越えた、大英帝国!ロンドンの地で、着物、がKIMONOとして楽しまれているのは、なんとなく聞いたことがあったが、
日本からのアンティークのみでなく、その地の布を着物にアレンジして楽しんでいる。
また、ロンドンの着物評論家、シーラさん。
双子で生まれ、なかなか名前を覚えてくれなかった悔しさを、アイデンティティを示せるアイテムとして着物を着出した。
着るもので個性を表せる。
確かに、今となっては、日本でも着物は名刺がわりになる。着物で挨拶をしてことがある人には、また着物で出会うと覚えていてくださる。
確かに便利だ!
今年の3月、ロンドンで着物の博覧会が開催された。
その中で特に注目を集めたのが、現代着物。
着物を普段着に。素材も着やすく、価格もリーズナブル。
ライフスタイルに合わせて、着物を進化させている。
呉服業界の市場規模は年々縮小し、ものづくりの職人たちは高齢化し、後を継ぐ者たちも少なく、これからどんどん商品が減っていくことが危惧されている。
今回の番組を見て思ったこと。
着物を着物だけとして考えず、いわゆる「KIMONO」として、ファッションとして、日常着として、気軽に楽しみ、ナショナリズムからグローバリズムに考えを転換していくことが大切かもしれない。
そーいえば、昨日参拝した、あんばさま大杉神社の宮司、市川久仁守さんから、呉服業界に対するご意見として、同じようなお話をされたことを思い出した。
業界としてと、普段から気軽に着られる着物、生活しやすい着物に、考えを転換させていくべきであろう。
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