スペシャライズド松戸店、4年の歴史に幕
葛西屋の裏手にひっそりと佇む、アメリカ発のハイエンドサイクルブランド「スペシャライズド松戸店」が、2025年6月30日をもって閉店しておりました。

松戸というと、下町のイメージや昔ながらの雰囲気が先行しがちですが、そんな中にこのような世界的ハイブランドの専門店がオープンしていたのは、地域住民にとっても大きな驚きであり誇りでもありました。2021年のオープンからわずか4年での閉店は寂しい限りですが、その存在が示したことは確かです。
「ハイエンドなブランドが成立するまち」
それが今の松戸の実力です。
松戸には“高級”を受け入れる土壌がある
スペシャライズド松戸店が築いた4年間は、単なる販売店ではなく、ライド文化の発信拠点として、地域コミュニティにも多くの影響を与えてきました。広くてスタイリッシュな店舗内装、整備設備の充実、スタッフの知識と接客レベル——そのすべてが「高級店」の名にふさわしいものでした。
私ども高級呉服の葛西屋は、松戸で186年商いを続けてまいりました。老舗としての誇りと責任をもって、常に時代と共に変化し、地域の皆様と歩んできました。
その中で、このスペシャライズド松戸店のような新しい風が吹いたことは、松戸というまちが持つ可能性を改めて感じさせる出来事でした。

そしてこれから
スペシャライズド松戸店の閉店は一つの区切りではありますが、それが意味するのは「松戸では無理だった」ということでは決してありません。むしろ「松戸で挑戦できた」という実績です。
我々葛西屋は、これからも変わらず松戸で皆様と共にあり続けます。歴史と伝統、そして革新。この両方があるまち松戸に、どうぞご期待ください。
最近の記事
- 【振袖トレンドを紐解く】老舗呉服店が教える「濃い色」振袖を自分らしく着こなす秘訣
- 【老舗の視点】振袖の「柄」に込められた意味とは?成人式で後悔しないための選び方
- 【早期が鍵】後悔しない振袖選びはいつから?葛西屋がお届けする最新準備ガイド
- 【速報】きくちいま×葛西屋の新作、発表間近!京都での会議を終えて
- 店内に、葛西屋の「蔵の記憶」を展示しました
- 【葛西屋店主の見聞録】世界のカバン博物館──「包む」ことの美と機能、その原点を訪ねて
- 【開催中!】夏の小物展で浴衣・夏着物を彩る涼やかアイテムのご紹介
- 【大発見!】蔵から出てきた「ライフアップ松戸」誌でタイムスリップ!
- 松戸花火大会 2025協賛者席プレゼント
- 店外イベントのご案内「ゆかたにあわせる、風呂敷バッグ作りと風呂敷の使い方」
