お出かけから戻り、「あぁ、楽しかった!」と着物を脱ぐ瞬間。
ホッと一息つきたいところですが、実は脱いだ直後の「1時間」の過ごし方が、大切な着物を美しく長持ちさせる分かれ道になります。
今回は、ご自宅で簡単にできる「脱いだ直後のアフターケア」のポイントをまとめました。
1. まずは「湿気」を逃がすのが鉄則
着物は私たちが思っている以上に、体温や汗の湿気を吸い込んでいます。そのまま畳んでしまうと、カビや変色の原因に。
- 専用ハンガーにかける
袖までしっかり伸ばせる着物ハンガーを使い、形を整えます。 - 場所は「室内」で
直射日光は厳禁!蛍光灯の光も長時間当たると日焼けの原因になるため、日陰で風通しの良い場所に干しましょう。 - 時間は2〜4時間
長くても一晩で十分です。出しっぱなしにせず、湿気が抜けたら早めに畳むのが生地を傷めないコツです。
2. 「3つのポイント」をセルフチェック
干している間に、汚れやすい箇所を明るい場所で確認してみましょう。
| ① 衿(えり) | ファンデーションや皮脂がついていませんか? |
| ② 袖口(そでぐち) | 知らず知らずのうちに、擦れて黒ずんでいることがあります。 |
| ③ 裾(すそ) | 泥跳ねや埃がついていないか、裏側までチェックしてください。 |
【アドバイス】
もし汚れを見つけても、慌ててこすったり、自己流でベンジン等を使ったりするのはおすすめしません。生地を傷めてしまう前に、専門店へお持ちください。早めのケアなら、最小限のお手入れで綺麗になります。
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3. 帯や小物も忘れずに
着物だけでなく、一緒に頑張ってくれた小物たちも労わってあげましょう。
- ● 帯
- 帯も熱を持っています。平らな場所に広げるか、帯掛けにかけて湿気を飛ばしてください。
- ● 帯揚げ・帯締め
- 結びシワを手で軽く伸ばしてから干すと、次にお召しになる時に気持ちよく使えます。
- ● 足袋
- 汚れは時間が経つほど落ちにくくなります。脱いだらすぐに予洗いをして洗濯機へ入れるのが一番です。
着物は「着た後」の少しの手間で、何十年、あるいは次の世代まで受け継いでいける素晴らしい衣裳です。
「これってクリーニングが必要かしら?」と迷われたときは、いつでも葛西屋へお気軽にご相談くださいませ。
【葛西屋呉服店】
営業時間:10:30 ~ 18:30
定休日:毎週 月・火
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