呉服屋さんとご縁のある方ならお馴染みの「反物(たんもの)」
幅は約38センチ、長さは約13メートルあります。
呉服屋をはじめ、呉服問屋さん、メーカーさんは、毎日のように、この反物を、広げては、巻き直し、の繰り返しの日々を送っております。
その作業を、なんとか業界活性化へ生かせないか、そんな想いで始まったであろう大会があります。
「巻王(まきおう)」
この大会は、京都発祥ですが、江戸、も頑張っております。
先日、江戸の日本橋堀留町のとある問屋さんの場所をお借りして、第3回巻王が開催され、観客として参加してまいりました。
ルールは、いかに早く正確に反物を巻けるか、が勝負ですが、これが意外に難しい。
テキトーに巻くと、左右のバランスが崩れ、いわゆる「たけのこ」のようになっちゃいます。
ルールの求める正確さは、これが評価基準。反物幅が約38センチですが、たけのこのようになり、40センチを超えてしまうと、失格になってしまいます。
今回の優勝は、第1回優勝者の、奥田さん。
正確な巻き方に加え、スピードは、34秒台。素晴らしいスピードでした。
しかし、呉服の本場、京都の巻王は、20秒台だそうです。
今年から京都は、生地の長さを正確に測ることを求める「尺神」なる競技ができるそう。
今回エキシビションで、江戸でも行われて、私も飛び入り参加しました。
結果は、1寸オーバー。意外に正確にはかれました????
来年は、選手として参加したいものです。
江戸も京都に負けないように、まずは、巻王で京都に勝たねば、と思う、今日この頃でした????
かさいやブログ
葛西屋七代目当主が定期的にお送りする徒然日記
2020.02.18