きものに関する文化は、今の時代となってはやはり馴染みが薄くなりつつあり、難しいもの。でも、日本人であるならば、そういう文化を大切にしていきたい・・・そのような声が多いので、当店では、歴史の中で蓄えてきた知識や皆様からご質問の多かった内容を、ご紹介させていただきます。
絹の素材『蚕』について
蚕は生まれてから4週目に繭をつくり、中でさなぎになります。さなぎは手足が無いので、外敵から攻撃されないようにするために繭をつくるのです。成虫になる前に、繭を乾燥させます。
乾燥させる理由
繭の中の蛹を生きたままの状態にしておくと、蛾になって 出てきてしまう。
生繭は60?65%が水分なので、長期間貯蔵するとカビが発生したり、腐敗してしまう という理由からです。
この繭糸は、非常に細く長く柔らかく強い繊維であったため、大昔から人類は“絹糸”として利用しています。人工的に飼育している蚕のことを家蚕といいますが、現在では家蚕の種は国家が関与しています。現在の養蚕業は、群馬県や、長野県で盛んです。
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